ジャズフェスのオーディエンス…
2009年 04月 06日
バンジョー弾き語りの北村謙さんの少年山荘をあとにし、琵琶湖ジャズフェスティバルに向かう。
琵琶湖大橋を渡っていると、えっ!?
なにか音がする。よくよく聞いてみると、琵琶湖周航の歌が聞こえるじゃあーりまおんせん!(笑)
このことは意外と知られてないようですね。
現場の八日市に行く前に、前から行ってみたかった近江八幡に寄る。
京都や金沢、倉敷とは違った雰囲気 素敵な街並み 川岸の満開の桜と屋形船、こんな情緒ある街、大好きです!
音もダチに聞いた尾賀商店に寄る。
200年前の建物の中に素敵なカフェや皮細工の店、ギャラリーがあり、今の時代にあった感覚で運営している。
プロデュースしている若いオーナーと話して、是非ともLIVEさせて!とお願いしてきました。
すっかり観光客気分に浸りながら、隣町の東近江市に名を変えた八日市。
聖徳太子ゆかりの地として、そして妖怪の町として街をPRしている。
今回のジャズフェスティバルも町起こしの一つとして企画されていた。
町中に貼られた立派なポスター、シャッターが閉まった商店街の前に並べられたバザー、ストリートで演奏されてるジャズスタンダードが流れる、最近どこにでもあるジャズフェスティバル!
同じスタッフTシャツに身を包んだ彼らの口癖は、目指せ仙台、高槻のようなイベント。
彼らに僕は聞いてみたんだ。
みんなジャズが好きなの? ………無言(笑)
なんでジャズなの? ………無言
なんのため?
町起こし!
みんな望んでやってるの?…………無言(笑)
地方が抱えている問題がまたここで起きている。
となりの近江八幡は観光客で町中が湧き盛り上がっている。
そこから15分くらいの隣の町では寂れた音楽フェスが、通行人は何が行われているかわからないように、いつもの日曜日。
何か所かに分かれた会場の一つ 太子ホールに向かう。地元の若いミュージシャンが演奏している。
ひどい演奏にお客様なぞろぞろ帰っていく。
最後を飾るトリを任されているのに、お客様は八日市以外の僕の音もダチだけ。
もう同じTシャツをきたスタッフに、最後だから座って聞いていろよって。
町中を歩いて感じた気持ち、フェスに対する自分の考え方を歌に乗せて一時間ほど歌わせてもらった!
その内スタッフはフィナーレを待たず帰っていった!
何のため、何を目指し、何を感じ、どうしたいのか?
仲間をステージにあげたら見えてきた!
客席には勝手にシンボルにされた妖怪達♪………が、座っている
司会をしていた人、受付をの人、意味もわからず、どう見ても似合わないTシャツを着た、ボランティアという素敵な言葉に誘われた街を愛する人達にかわり、純粋に音楽を愛するジャズなんて言葉だけの形にとらわれない音もダチが妖怪達とともに八日市の街で楽しんでいた。
嘘のない気持ちにさわやかに、笑顔で歌うハーモニー おいわ君はじめ、番頭さん、ゆあさくん、なおっち、ともちゃん、他ステージからの本物の気持ちは、きっと妖怪達に届いただろう!
またフェスティバルという名前がついた中身のない形に、ボランティアという不思議な言葉、暗いアーケードの錆びたシャッターの前に焼かれた焼きそば、団子、ただ保存されただけで、なにも使われていない古い銀行、立派なポスターにチラシ、ジャズストリートはどこにある?誰のためにやるの?
でも僕は走る、次の町に向かって走る。
だって音もダチがいてくれるから。
いろいろ感じながら!
楽しいツアーは終わり、また今週は関東に走る~~~♪
by hogwash
| 2009-04-06 23:11
| ■ 富安だよ~♪